スペイン語の絵本(ラテンアメリカやスペインの絵本)と日本語の絵本についてと、日常のあれこれをつづります。
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はじめての翻訳絵本 『まぼろしのおはなし』
まぼろしのおはなし

まぼろしのおはなし



世の中には、たくさんのおはなしが あふれています。トカゲのしっぽみたいに
ながいおはなし、みじかすぎて おしまいのことばすらないおはなし、みんなちがっているのです。色とりどりの鳥のはねのように。さまざまな人のかおのように。大きなイチジクの木の、かぞえきれない木の葉のように。


以前紹介した記事はこちらです。





この度、翻訳絵本としてワールドライブラリー さんから『まぼろしのおはなし』を出していただくことになりました。





2013年にこの絵本に出会い、この絵本を通じて思いもよらぬ方々との出会いがたくさん生まれました。1冊の本から、世界が広がりました。





以前、自分のHPやブログには「目の見えない世界がどのようなものか、目の見える人に知ってもらうおはなし」と書きました。けれど、そもそもオリジナルは点字の絵本だと分かり、では、目の見えない人にとって、この絵本はどう響くのだろうと、ずっと考えています。





私は『まぼろしのおはなし』を初めて読んだとき、すこし泣きました。今まで読んできたラテンアメリカの絵本の中で、これほど繊細な絵本に出会ったことはありませんでした。「みんなちがっているのです」という言葉に、「こんなすばらしいおはなしは、ほかにはない」という言葉に、心がゆさぶられました。





この間、池袋のジュンク堂で「見えない子も、見える子も、いっしょに楽しむ絵本の世界」のトークイベントに参加してきました。このイベントのテーマのように、『まぼろしのおはなし』も見える子も、見えない子にも心に響く絵本であったらと願わずにはいられません。





この絵本のオリジナル版については、「点字があることが本の美しさの一部になっている」と、編集の担当の方は言いました。たくさんの人に手にとってもらえるようにと、ハードカバーにしていただきました。読む人によって感じ方はさまざまだと思います。目の見える人にも、見えない人にも心に響くと願いつつ、それが本当のところどうなのか…。その答えを知るために、これからいろんな人の声を聞いていきたいと思っています。今回は墨字本としての出版となりましたが、今後は点字本としての可能性も探っていけたらと思います。





人生は儚い。日々これ最後と思って、やり残しのないように…。そんな気持ちもあり、2011年の5月にブログをはじめました。カタチにならなくても、前のめりに倒れて終われば本望。そんな風に思うようになってから、それまで書きためてきたものを、絵本の紹介記事にしてブログに載せてきました。





私にとって絵本さがしの旅は、鉱山でダイヤモンドの原石を発見するようなものです。ラテンの心豊かな絵本を紹介したい。そんな想いでつらつらと書いてきて、カタチにこだわらずなんて言ってきましたが、やっぱりカタチになるのはうれしいものですね。





これまで、ブログやHPを通じていろいろな方々との出会いがありました。優しく、強く背中を押してくれたみなさまに、心から感謝しています。本当にありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。








| 23:10 | スペイン語の本 Libros españoles | comments(2) | trackbacks(0) |
わぁ〜〜い\(^o^)/
この日が来るのを待ってましたーーー!!!

表紙もとても美しい絵本ですね…
さぁ、このなかにどんな世界が広がっているのかしら?

さっそく注文しました。
手にとって読めることを思うと、うれしくってワクワクします♪♪♪
ほんとにうれしいです。☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
| ふーみん | 2015/03/02 23:38 |
ふーみんさん

本当にどうもありがとう(^^)。

いつも素敵なコメント、正直な想い、はっとする感想を残してくれて、それが何より励みになりました。

これからもいろいろ紹介していけるようにがんばるね。さっそくにコメントを入れてくれて、すごくうれしかったです。
| そらまる | 2015/03/03 00:03 |









 
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