スペイン語の絵本(ラテンアメリカやスペインの絵本)と日本語の絵本についてと、日常のあれこれをつづります。
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キウイ−とびっきりかわった ふしぎなとりー スペインの絵本
  キウイ とびっきりかわったふしぎなとり

■ 原書の情報

タイトル:キウイ ―とびっきりかわった ふしぎなとり―(Kiwi, Un Pájaro Más Bien Raro)   

文:スサンナ・イセルン (Susanna Isern) / 絵:レベッカ・ルシアーニ (Rebeca Luciani

出版社ラ・フラガティーナ社 (La Fragatina)/スペインの出版社

 

■ 概要

あるひ、ねずみはすこしおどろいたかおをして、キウイにたずねました。「ねえ キウイ、もりのむこうできいたんだけど、きみはとりなんだってさ」。キウイは、ふしぎでなりません。「ぼくがとりだって?はねもつばさまもないのに?それに空をとべないし、毛はとげみたいにちくちく。くちばしだってながいし、ひげもついてるのに…?」ちがうことの大切さを伝える美しい絵本。

 

 あらすじ

あるひ、ねずみはキウイにたずねました。「ねえ キウイ、きみはとりなんだってさ」。キウイは、ふしぎでなりません。「ぼくがとりだって?はねもつばさまもないのに?」つぎのひのあさ、キウイは山のてっぺんから空にむかって飛んでみましたが、やはり空をとぶことはできませんでした。

 

「キウイは、とびっきりかわった ふしぎなとり!」そんなうわさが、いつのまにか森中にひろまります。かわったえものを食べてみたいと、フェレットとヤマネコとハヤブサが、木のかげからキウイをねらいます。ところが、キウイは3びきのにおいに気づき、はやあしでにげだします。フェレットがキウイのうしろからかぶりつこうとしたとたん、キウイのとげのような毛にささり、痛みでとびあがってにげていきました。おつぎのヤマネコにも、キウイは長いくちばしで枝をくわえてたちむかいます。ついにヤマネコは、あたまに大きなこぶをつくってにげていきました。それを見ていたハヤブサも、勝ち目はないと退散!このできごとは、あっというまに森じゅうにひろまりました。「キウイは、ワシみたいな とびっきりつよいとり!」

 

キウイは、ほかのとりとはちがいます。とりのはねも大きなつばさももっていません。毛はとげのようにちくちく。ながいくちばしに、まわりにはひげもはえています。でもね…そのおかげでたすかったんです!

 

   書評

児童文学書評ブログ「Giraluna」より

目の前にいるのはなんだろう?えっ!鳥? でも空をとべないし、鳥の羽根もなければ大きな翼もない。毛はとげのようにちくちくしてるし、くちばしはながくて、まわりにはひげもついてる…。けれどそんなキウイこそ、このお話の主人公なのです。キウイはふつうの鳥とはちがう、すばらしいところをたくさん持っています。この絵本はちがいを認め乗りこえる大切さを伝える作品です。はかなく美しい生き物の主人公キウイは、目の前で起きるあらゆる危険をすりぬけていきます。キウイの絵本は、もちろん絵の美しさも魅力ですが、それだけでなくお話として始めから終わりまで楽しんで読みすすめることができるでしょう。

 

   作者について:

文:スサンナ・イセルン (Susanna Isern)

スペイン人作家。カタルーニャ地方のピレネー山脈の中心部にある小さな村ラ・セウ・ドゥルジェイ出身。心理学者で、3人の子の母。小さい頃からお話しづくりに情熱をそそいできた。2011年、絵本『ピウ ピウ』を出版後、現在まで13冊の絵本を執筆している。『毛糸のマジックボール (El Ovillo Mágico)』は、米国のMoonbeam Children´s Book Awards 2013で銀賞を受賞した。

 

絵:レベッカ・ルシアーニ (Rebeca Luciani

1976年生まれ。アルゼンチン人イラストレーター。ラプラタ国立大学美術学部で絵画とデッサンを学びました。現在はスペインのバルセロナに在住し、イラストレーターとして主に活躍中。彼女の作品はアルゼンチンの他に、スペインやイタリアでも出版されています。また、子ども向けのイラスト講座やワークショップでも絵を教えています。これまで20冊以上の絵本の挿絵を手掛け、国際コンクールでも様々な賞を受賞しています。

 

■ キウイとは?(ウィキペディアより要約・抜粋)キウイはニュージーランドに生息する飛べない鳥です。ニワトリぐらいの大きさで、翼は退化して飛べません。他の鳥類に比べたくましい脚を持ち、速く走ります。夜行性で視力が弱く、夕方になると餌を求めて歩きまわります。くちばしの尖端に鼻孔があり、またセンサーのようになっているヒゲを用いて、鋭敏な嗅覚によって餌を探します。キウイフルーツは、果実の外観がこの鳥のキウイに似ていることから命名されました。

 

作家の主な作品歴(未邦訳)

2010年『ピウ ピウ!(Pilu Pilu!)』 Editora QQQ

2012『キウイ−とびっきりかわったふしぎなとり(Kiwi, un pájaro más bien raro)』La fragatina 

2012年『ちょうちょとりのめいじんグマ(Oso Cazamariposas Editora QQQ

2012年『ニコレッタ(NICOLETA)

2012年『香港のニコレッタ(Nicoleta en Hong-Kong)』

2012年『くまさんだっこ(Un abrazo de oso)』

2013年『レイアのおどり(El baile de Leia)』

2013年『気球のたび(El viaje en globo)』

2013年『まほうの毛糸(El ovillo mágico)』

2013年『かたつむりさん、どこへいったの?(¿Dónde estás, Caracol?)』

2013年   『クマとキリンと石のかべ(Osito, la vieja jirafa y el muro de piedra)』

2014年   『キツネとりんごの木(La zorra y la camuesa)』

 

画家の作品歴(いずれも未邦訳、挿し絵担当)

2004年『コーヒーのおはなし(El cuento del cafecito)』Lúmen

2007年  『ダニエラのえがお(La sonrisa de Daniela)』Kalandraka Editora

2008『マルティンのくも(La nube de MartinKalandraka Editora

2009年『もうひとつのうたとことばCanciones y palabras de otro cantarLuis Vives Editorial

2009年『カーニバル(Carnaval)』 La Galera, S.a. Editorial

2010年『フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van GoghParramon

2011『まくらのしたのとびらUna puerta bajo la almohada Luis Vives Editorial

 

   おはなしのいちぶ:

キウイは、おひさまがすきではありません。だから、ひるのあいだは、ほとんど ねむっています。
ところが、ともだちのねずみは キウイとちがって、いっときもじっとしていません。あっちにちょろちょろ、こっちにちょろちょろ。とってもしりたがりやで、もりのひみつならなんでもしっていました。

 

あるひ、ねずみはすこしおどろいたかおをして、キウイにたずねました。

「ねえ キウイ、もりのむこうできいたんだけど、きみはとりなんだってさ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

キウイは、ほかのとりとはちがいます。

とりのはねも、おおきなつばさももっていません。

()はとげのようにちくちく。ながいくちばしに、まわりにはひげもはえています。

キウイは、とびっきりかわった ふしぎなとり!
でもね…そのおかげでたすかったんです!

 

 

| 23:15 | スペイン語の本 Libros españoles | comments(2) | trackbacks(0) |
ふーみんは外見ではなく、「考え方がおかしい」と、よく言われます。
ふーみんが、「おかしくないよ… そっちがおかしいんだよ」って、言い返したら、
「それこそ、おかしい人の証拠だ」と、言われます。

なにがおかしいのか、よくわかんないけども、、、f^_^;)

人から考え方を押しつけられると、ふーみんは炎の如くに怒りまくってしまいます。
・・・ので、ふーみんも、
あんまし人に考え方を押しつけないように、注意したいと思います。
| ふーみん | 2014/09/16 14:49 |
いつも、コメントありがとうm(_ _)m

人と同じでいるほうが、ずっと楽チンだと思うけれど、私はつまらないなあと思ってしまいます。

私も押し付けられるのは嫌いです。良かれと思って言ってくれる場合もあるとは思うけれど…。

このお話のキウイのように強くありたいね。時に、悲しくて泣いてしまうことがあっても。
| そらまる | 2014/09/16 18:45 |









 
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