スペイン語の絵本(ラテンアメリカやスペインの絵本)と日本語の絵本についてと、日常のあれこれをつづります。
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『にひきのしろうさぎ』コロンビア作家と画家によるコンビの絵本

にひきのしろうさぎ

■原書の情報

タイトル:2ひきの しろうさぎ(Dos Conejos blancos

文:ハイロ・ブイトラゴ (Jairo Buitrago)/絵:ラファエル・ジョクテング(Rafael Yockteng)

 

出版社:2016年 Ediciones Castillo社/メキシコの出版社 

 

2015年、Groundwood Books社より英語版が出版されている。

 

 

あらすじ

 

少女は父親と一緒に知らない土地へ向かって旅に出ます。行先を分かる者はいません。少女は父親を信じ、父親は娘を守り、仕事を見つけお金を手にします。イラストが示すのは、国境へ向かう道のりの間に起きる障害の数々、空腹、強制退去、暴力・・・。けれど一方で思わぬ贈り物のうさぎに出会うのです。読者はストーリーのカギを解くために、絵を読む力を必要とされるでしょう。移民問題の現状の一端を語る作品。

 

書評 児童文学書評「カンテラと森」より要約

これほど文と絵の対話のある作品はないだろう。旅をする父親と娘。彼女は目にするものを数えていく。牛が5頭、雌鶏が4羽、鳥が50羽、男の子が1人、走る車や野良犬たち、線路沿いに暮らす人々、空にうかぶ雲、そして少女は兵士を除くすべてのものを数えていく。「どこへいくの?」 少女の問いにだれも答えられない。父親は警戒しながらじっと黙ったまま考えこんでいる。父親は何も言わない。けれど絵は語っている。

 

本書 『2ひきのしろうさぎ』は、少女の一人称で語られていく。しかし実際に話の展開を語るのは少女ではなく絵だ。朝が始まり夜が来る。列車に乗り降りする人々。働く人、戯れてお喋りする人。そして一緒にいる父と娘。娘が少しでも離れれば、父親はすぐに呼びとめる。それほど警戒が必要な状況なのだ。

 

ジョクテングの絵は大げさな誇張はなく、ドラマ仕立てにもしない。結末に答えはない。こうした問題の行方は語るのは非常に難しいものだからだ。現在、移民統計によると、毎年4万人の子どもたちがメキシコや中南米からアメリカへ向かっているという。最後に、この話は悲劇のストーリーではない。少なくとも父と娘は一緒なのだから。

 

■ 作者について

 

文:ハイロ・ブイトラゴ (Jairo Buitrago)

1973年コロンビア、ボゴタ生まれ。作家、編集者、映画研究者。コロンビア国立大学で文学を専攻。子供向けの作品を執筆する他、編集者としての経歴も持ち、また映画の脚本を手掛ける等、様々な分野で活躍の場を広めている。2007年、絵本『かえりみち』で、メキシコの出版社フォンド・デ・クルトゥーラ・エコノミカ社主催の絵本コンクール「第11回風の岸辺賞(絵本部門)」を受賞。著書に『エル・セニョール・エル・ファンテ(2007)』、『エミリアーノ(2008)』、『エロイーサと虫たち(さえら書房2009)』等がある。

 

 

絵:ラファエル・ジョックテング (Rafael Yockteng)

1976年、ペルーのリマ生まれ。1980年、4歳の時に家族でコロンビアに移住。ホルヘ・タデオ・ロサーノ大学でグラフィック・デザインを学ぶ。2000年度IBBY主催ラテンアメリカの児童書を手掛けるイラスレーターを対象にしたコンテスト「ユートピア賞」を受賞。以来、コロンビアを中心に海外でも作品を提供。代表作に『空から下がる木(2003年)』、『白い花 ―マヤのおひめさま(2005年)』、『まめスープ(2009年)』、『エロイーサと虫たち(さえら書房2009)』等がある。2007年にハイロ・ブイトライゴと手掛けた絵本、『かえりみち』で、メキシコの出版社フォンド・デ・クルトゥーラ・エコノミカ社主催の絵本コンクール「第11回風の岸辺賞(絵本部門)」を受賞。

 

 

 裏表紙より(一部翻訳)

この本で、父親と娘は住みなれた土地と家を離れ、ほかの国へ向かいます。もしかしたら父親は故郷にはもう仕事がなく、娘を養っていけなくなったのかもしれません。もしかしたら彼らの住んでいたところが暴力や戦争などで危険な状況に追いやられてしまったのかもしれません。私たちには分かりません。ただ分かっているのは、毎年、何百万人もの人々が国を追われているということです。(以後、省略)

 

 

 

 おはなしのいちぶ

 

 

パパと旅するとき、わたしは

目にみえるものを かぞえる。

 

牛が 5とう、にわとりが 4わ

 

もう1ぴきは、しらないどうぶつ。

 

つかれたときは、空をみあげて

 

くもを かぞえるの。もう、100までかぞえられるようになった。

 

 

 

パパと旅するとき、もちろん わたしは ねむる。

 

すすんでる ゆめはみるけど、とまるゆめは みない。

 

だって、とまってしまったら、わたしたちは つれていかれちゃうから。

 

 

 

| 20:30 | スペイン語の本 Libros españoles | comments(0) | trackbacks(0) |
『おはなと おはなを くっつけて』 ーアルゼンチンの絵本ー

おはなとおはなをくっつけて

 

■    原書の情報

 

タイトル:おはなとおはなをくっつけて(Trompa con trompita)

 

文: ホルヘ・ルハン 絵:マンダナ・サダト

 

発行年:2016年 

 

出版社:Capital Intelectual 社(アルゼンチンの出版社)

 

スペイン語版の他、英語の翻訳出版も刊行されています。

 

 

 

■    概要

詩人ホルヘ・ルハンと画家マンダナ・サダトの素晴らしいコンビが手掛けた幼児向けの詩の絵本。おかあさんとこどもをテーマに、いろいろな動物が登場し、優しさと遊び心に富んだ素敵な世界を紹介しています。

 

 

■   作者について

 

ホルヘ・ルハン(Jorge Lujan)

 

作家、詩人、ミュージシャン。アルゼンチン・コルドバ生まれ。コルドバ大学建築学科を卒業。現在は、家族とともにメキシコシティーで暮らしている。世界の画家たちと絵本作りのワークショップを行い、その著作は世界中で刊行されている。1995年、アルゼンチン児童図書評議会(ALIJA)の「子どものための詩賞(el Premio de Poesia para Ninos)を受賞。2005年には、本書で、絵のマンダナ・サダトとともにメキシコ出版産業会議所の「編集芸術賞(el Premio al Arte Editorial)」を受賞した。

 

邦訳作品

 

2009年 『ふゆのゆうがた』 講談社(作:ホルヘ・ルハン、絵:マンダナ・サダト)

 

2014年『エステバンとカブトムシ 』 BL出版 (作:ホルヘ・ルハン、絵:キアラ・カッレル)

 

2016年『わんわんスリッパ 』 ワールドライブラリー (詩:ホルヘ・ルハン、絵:イソル)


 

 

■  画家マンダナ・サダト(Mandana・Sadat

 

http://www.mandana.fr/

 

絵本作家。イラン人の父親とベルギー人の母親との間にブリュッセルで生まれる。1996年ボローニャ国際絵本原画展で入選、クレティアンド・ド・トロワ賞を受賞。国際的に高い評価を得る。現在はパリに住み、絵本作家、イラストレーターとして活躍。

 

 

 

邦訳作品

 

2009年 『ふゆのゆうがた』 講談社(作:ホルヘ・ルハン、絵:マンダナ・サダト)

 

2010年 『ぼくのライオン』 新教出版

 

 

■ おはなしのいちぶ

 

おはなと おはなを くっつけて

 

アザラシのおかあさんと あかちゃん、

 

これが いちばん あったかい

 

もうふも いらないよ。


 

 

ママの め のなかに、ぼくがいる

 

ちっちゃな ぼくが みえる。

 

だから、ママは ぼくのこと

 

チビちゃん…ふくろうチビちゃんって よぶんだね。


 

 

サバンナの ゆうがた

 

ゾウのおかあさんが パオーンってなくと、

 

ゾウのあかちゃんが タンタンはしって かえってくる

 

おはなと

 

おはなを

 

くっつけて

 

ゾウのおかあさんと あかちゃん。

 

 

| 16:10 | スペイン語の本 Libros españoles | comments(0) | trackbacks(0) |
雑誌 『詩と思想』10月号で、「ペルーの日系詩人ホセ・ワタナベの詩」を執筆しました。

詩と思想10月号

 

詩と思想 ホセ・ワタナベ詩と思想 ホセ・ワタナベ

 

 

詩の雑誌『詩と思想』10月号で、「ペルーの日系詩人ホセ・ワタナベの詩」を執筆しました。どこかでお手にとる機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。😊

 

Escribí el artículo "Poesía de José Watanabe, poeta Nikkei peruano" en la revista mensual "Poesía y Pensamiento". Espero que se conocieran más sus obras en el Japón!

 

 

Me alegro de informarlo a la familia de José Watanabe, Tilsa Watanabe, Issa Watanabe, y agradezco mucho por enviar las fotos, Micaela Chirif y Maya Watanabe!! Muchas gracias!!

 

| 15:03 | 日々のあれこれ | comments(0) | trackbacks(0) |
くさりにつながれたゾウ 〜スペインの絵本〜

el elefante encadenado

■ 原書の情報

タイトル:くさりにつながれたゾウ(EL ELEFANTE ENCADENADO

文:ホルヘ・ブカイ (JORGE BUCAY) / 絵:グスティ(GUSTI)

出版社:SERRES社/スペインの出版社 (メキシコでも出版されている。)

 

2010年、IBBYスペインのイラスト部門での優良図に選定

 

■ 本書について

あきらめない気持ちを持つ大切さを問うおはなし。

 

■ 概要

「どうしてゾウのようにおおきな動物が、サーカスがおわると、ちっぽけなくいに つながれたままでいるの?」 男の子の疑問に、答えられる人は誰もいません。ところがある日、賢者が答えを見つけてくれます。サーカスのゾウがにげないのは、小さな頃からずっとくさりにつながれていたからだ、と。

 

男の子は気づきます。サーカスでみた おおきなちからづよいゾウが、どうして、くさりにつながれたままでいるのか。それは、杭につながれたまま、もう けっして自由になれないって、自分で決めつけてしまったからなのだと。どうせできっこない、そんな失敗した記憶をひきずって、自分の力を決して試そうとしなかったんだと。

 

男の子は、夢の中で、そっとゾウに近づいて、耳元でささやきます。「ねえ、しってる?きみはぼくにそっくりだよ。じぶんはできないことがたくさんあるっておもってるでしょ。でもね、ずっとまえ、たった1かいできなかっただけ。あれからずいぶんじかんは たったんだよ。もう、きみはおおきくなって、むかしよりずっとちからもちなんだ。ほんとうに自由になりたかったら、できるんだ。ほんとうさ。なぜ、やってみようとしないんだい?」

 

 

アルゼンチン出身のベストセラー作家とスペイン在住のアルゼンチンイラストレーターのコンビの作品。

 

 

■ 作者について

ホルヘ・ブカイ
1949年アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。医師精神病理学)、ゲシュタルト・セラピスト、心理療法劇作家。ゲシュタルト療法を基にした独自のセラピーを展開し、講演やセミナーを開催するなど国内外で幅広く活動。その著作はスペイン語圏で大ベストセラーとなり、各国語に翻訳されている 

 

邦訳作品

2005年 『寓話セラピー―目からウロコの51話 』めるくまーる

 

2009年 『御者エル・コチェーロ ― 人生の知恵をめぐるライブ対話』新曜社 共著

 

グスティ

1963年、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。スペイン及びラテンアメリカ諸国の第一線で活躍するイラストレーター兼絵本作家。彼の作品は20カ国以上の国で出版され、BIB金のりんご賞、スペイン国民イラスト賞、ミュンヘン国際児童図書館の優良図書推薦リストやIBBY障害児図書資料センター推薦図書リストに選出されるなど国際評価も高い。また、南米アマゾンの先住民と生活を共にしたり、オウギワシの生態調査や、絶滅危惧種であるスペインオオヤマネコの保護プロジェクトに関わる等、さまざまな活動にも参加している。バルセロナ在住。

 

邦訳作品

『なかよくなんかならないよ』文出版局2000年4月

文:リカルド・アルカンターラ、絵:グスティ

 

こいぬのテントシリーズ(文:リカルド・アルカンターラ、絵:グスティ)

『テントとおともだち』ポプラ社 2002年2月

『テントのちいさなはな』ポプラ社 2002年2月

『テントはあかちゃんじゃないよ』ポプラ社 2002年5月

『テントとまねっこおばけ』ポプラ社 2002年5月

『テントがとってもこわいもの』ポプラ社 2002年6月

『テントのガールフレンド』ポプラ社 2002年6月

 

『ハエくん』(作、絵:グスティ)フレーベル館 2007年

『はらぺこライオン エルネスト』 ワールドライブラリー 2016年

 

 

 おはなしのいちぶ

 

ちいさかったころ、

 

ぼくは サーカスのまほうの せかいが

 

だいすきだった。

 

まちからまちへ、サーカスのいちだんが たびをする。

 

わくわくしながら、ぼくはどうぶつにちかづいた。

 

すこしでも、ちかくで みていたかったから。

 

 

なかでも、ゾウのショーは

 

ぼくの いちばんの おきにいりだった。

 

・・・・・・・

 

サーカスのゾウがにげないのは、

 

とっても ちいさなときから、

 

ずっと くさりに つながれていたからなんだ。

 

・・・

 

「ねえ、しってる?きみは ぼくに そっくりだよ。

 

じぶんは できないことが たくさんあるって おもってるでしょ。

 

でもね、ずっとまえ、たった1かい できなかっただけ。

 

 

 

| 09:16 | スペイン語の本 Libros españoles | comments(0) | trackbacks(0) |
「あべ弘士の動物王国展ー生命はぐるぐるまわっているー」へ行ってきました。

あべ弘士動物王国展1あべ弘士動物王国展2

 

今にも動き出しそうなイキイキとユーモラスいっぱいに描かれた動物たち。アフリカの草原を行くライオンの親子『ライオンの よい いちにち〔2001年;佼成出版社〕』オオカミとヤギの友情を描く『あらしのよるに〔1994年講談社〕』、北極の海を渡るカオジロガンの家族『新世界へ〔2012年;偕成社〕』。鮮やかな色合いでリアリズムにそしてユーモラスたっぷりに描かれた動物たち「あべ弘士の動物王国展」で、「生命はぐるぐるまわっている」を実感してきました。

 

 

あべ弘士

北海道旭川市に生まれる。1972年から25年間、 旭山動物園の飼育係として勤務。1981年『旭山動物園日誌』で日本画家としてデビュー。1995年『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、1999年『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞、2000年『ハリネズミのプルプル』シリーズで赤い鳥さし絵賞など受賞多数。〔あべ弘士の動物王国展チラシより抜粋〕

 

 

 

2階【絵本ねぶた】

 

 

あべ弘士動物王国展3あべ弘士動物王国展4あべ弘士動物王国展5あべ弘士動物王国展6 

 

「うわぁ」、「すごーい」、「きれーい」

 

部屋の入り口で、思わず感嘆の声を漏らさずにはいられません。幻想的な世界で厳粛な気持ちになるのは、教会のステンドグラスを見ているような気持ちになるからかなぁ・・・。あべさんがおじい様の故郷の青森県を訪れた時、ねぶた祭りの絵を描いてみたいと思ったのだそうです。ねぶたの絵の技法を用いて、弘前市の金剛山最勝院の本堂で5日間こもって「絵本ねぶた」を制作したとのこと。絵の迫力と動物のユーモラスな表情がたまりません。

 

 

1階【野生王国とフラミンゴ】

 

あべ弘士動物王国展7あべ弘士動物王国展8

フラミンゴの群れは夕焼け雲みたい。透明フィルムに描かれたアフリカの3次元の世界。《空と砂漠の動物たちとフラミンゴの群れ》は、逆さまにしたら《夕焼け空と砂漠の動物たちと海》のように見えるかも・・・。

 

 

 

 

『新世界へ』の原画と『こんちき北極探検記』の北極の旅の紹介。

あべ弘士動物王国展13あべ弘士動物王国展18

 

力強い黒と紺のコントラストがいっそう迫力ある絵になっています。

 

 

 

『ライオンのよいいちにち』の原画

 

あべ弘士動物王国展14

 

ライオンはただ、子どもと散歩するのが好きなだけ。特別視する周囲の言葉にはっとします。夜のサバンナの星空に映える赤いライオンのたてがみがキレイ。

 

 

 

 

『あらしのよるに』の原画

 

あべ弘士動物王国展17

 

ハラハラしながらページをめくった絵本だったのを思い出します。オオカミは、おいしそうなふわふわしたヤギのおしりを前に心がゆれないわけありません。でも、友情は食欲を超えるんです。

 

 

動物たち

 

 

あべ弘士動物王国展12あべ弘士動物王国展9あべ弘士動物王国展10

 

 

あべ弘士さんの描く動物たちはどれも素晴らしいのですが、特に獲物を捕らえようと構えたトラの絵は迫力満点で素晴らしい。
 

 


 

 

 

 

「Kawaiiちひろ展」も同時開催中です。


 

 

「ふしぎかわいい」ちひろさんの世界。ちっちゃくて美しい色彩の絵の数々です。

 

「しゃぼん玉をふく少女」、昔、カレンダーにあったなあ・・・と思い出しました。

 

 

 

 

 

ご興味のある方は、ぜひぜひ!

 

●展示室内は撮影禁止ですが、ブロガー特別鑑賞週間に当選したため、特別に撮影許可が下りています。

 

 

 

あべ弘士の動物王国展

 

ちひろ美術館 東京 2016年8月11日(木・祝)〜11月6日(日)

 

| 22:29 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
2016年 夏の絵本展示会+フリーダ・カーロ

ボローニャ2016

ボローニャ国際絵本原画展

板橋美術館:http://www.itabashiartmuseum. jp/itabi-sp/

 

素敵な絵だと思ったのは、スペイン人の画家サンドラ・ナバーロ(Sandra Navarro)さんの絵、イタリア人の画家フィリップ・ジョルダーノ(Philip Giordano)さんの絵、日本人の画家たけうちちひろさんの作品などなど。ボローニャ・ラガッツィ賞、フィクション部門のWinnerはスイスの作品 “MON TOUT PETIT(ちいさないとしいきみへ)”

これは泣けます。http://www.lajoiedelire.ch/livre/mon-tout-petit/

 

 

世界の絵本展

世界の絵本展

http://www.city.itabashi. tokyo.jp/c_oshirase/077/077731 .html

 

ボローニャから届いたいろいろな国の絵本と「世界のともだち」シリーズ(偕成社刊)など、世界の子どもの暮らしを紹介する本が展示。『とびきりおかしないぬ』と『まぼろしのおはなし』も展示していただいています。

 

 

大人になってからの絵本

Cafe &Gallery Patina

http://cafepatina.wix.com/rabb it

 

「柔らかな絵本しか知らないなんてもったいない。ホッと和みたいような時だけのために、絵本がある訳ではない。人には感情がある。表と裏の顔があり、甘くまどろむような時があれば、スパイスが効いている時もある。そして、その時々の感情に寄り添ってくれる絵本がある」

 

板橋ボローニャこども絵本館の浅妻とも子さん選書の「大人になってからの絵本」がCafe & Gallery Patinaにて展示されています。『まぼろしのおはなし』も飾って頂いています^ ^

 

 

BIB2016

ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)

2016年7月9日-8月31日

http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/index.html

 

うらわ美術館からスタート。BIB50周年を記念した日本の絵本50年史が原画と絵本で紹介されています。ミロコマチコさんのはじけるようなレモン色の画、樋勝朋巳さんの『今日はマラカスのひ』に登場するクネクネさんのタイツ姿のシュールでキュートな原画、松本大洋さんの『かないくん』の絵の儚さ・・・などなど一見の価値ありです^ ^

 

 

フリーダ・カーロのドキュメンタリー映画と個展

 

フリーダ

ドキュメンタリー映画「フリーダカーロの遺品 石内都 織るように」8/13-8/26(金)まで、渋谷アップリンクにて。

小谷監督の映像に圧巻。http://www.uplink.co.jp/movie/ 2016/44599

 

 

frida

資生堂ギャラリーにて「石内都展 Frida isも開催中。・・・

こちらは2016年6月28日(火)―8月21日(日)まで。http://www.shiseidogroup.jp/ga llery/

 

| 01:35 | 日々のあれこれ | comments(0) | trackbacks(0) |
南米の子どもたちが学ぶムンド・デ・アレグリア学校〜静岡県浜松市〜

ムンド・デ・アレグリア学校は、静岡県浜松市にある南米系外国人学校です。現在200名ほどの子どもたちが学んでいるそうです。創立者で校長の松本雅美さんが、この学校を立ち上げるまでの頑張りにはもう、だたただ脱帽です。

 

私がこの学校のHPを読んで何より素晴らしいと思うのは、学校の理念・目標が非常に具体的で明確であることです。母国語で学べることで子どもたちは、どんなにか安心できるでしょう。母国語政府の認定を受けているので、帰国後もスムーズに学校へ編入ができますし、卒業すれば母国で大学進学も可能だそうです。もちろん日本語教育にも力を入れていて、スピーチコンテストや漢字道場などのカリキュラムが充実しています。

 

2分で分かるムンド・デ・アレグリア学校の歩み 

 

 

松本校長先生にはいつかお会いしたいと思っていて、この間ぐうぜんにお会いすることができました!笑顔が素敵で気さくでアクティブで、キラキラのオーラがありました。動画や写真などで学校の子どもたちがどの子も活き活きしているのが納得できました。ムンド・デ・アレグリア学校、これからも応援しています!

 

 

ムンド・デ・アレグリア学校

ペルーの絵本『いいこにして、マストドン!』と『とびきりおかしないぬ』 をお送りさせて頂きました。

外国籍の子どもたちが母国の絵本に親しんでくれるとしたら、これほど嬉しいことはありません。

 

 

| 00:04 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
『ペルー日系詩人ホセ・ワタナベ詩集』の訳詩集を出版しました。

ホセ・ワタナベ詩集

 

タイトル:ペルー日系詩人ホセ・ワタナベ詩集

出版社:土曜美術出版販売株式会社

出版年:2016

著者:ホセ・ワタナベ

共編訳:細野豊、星野由美

 

この度『ペルー日系詩人ホセ・ワタナベ詩集(土曜美術社出版販売株式会社 刊、細野豊、星野由美 共編訳)』を出版しました。この詩選集を日本語で出版しようという試みから実現に至るまで15年余りもの年月がかかりました。ここで、こうして出版のお知らせができることを心から嬉しく思っています。ワタナベファミリーの方々、本当にありがとうございました。

 

詩集をご購入希望の方がいらっしゃいましたらこちらまでお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。


Me es grato presentar la antología poética traducida al japonés de José Watanabe, gran poeta peruano de ascendencia nipona. Hace ya unos quince años que se inició el proyecto de publicación de Watanabe. Así me alegra mucho que se presente finalmente la publicación de la traducción de Watanabe en mi pais. Quisiera agradecer a la familia de Watanabe, Sra. Teresa, Tilsa Watanabe, Issa Watanabe, Maya Watanabe y Micaela Chirif por su afectuosa colaboración para materializar este proyecto. Muchas gracias!!

 

ホセ・ワタナベ

 

作者について

 

ホセ・ワタナベ(José Watanabe

一九四五年三月十七日、ペルー北部のラ・リベルタ州ラレドで、日本(岡山県)からの移住者の父である渡辺春水(わたなべはるみ)と、ぺルー人の母パウラ・バラス・ソトとの間に生まれる。一九七〇年二十四歳の時に、詩誌『クアデルノス』主催の若手詩人コンクールで最優秀賞を受賞し国内で詩人としての評価を得て、初めての詩集『家族のアルバム(一九七一)』を出版した。その後、『博物誌(一九九四) 』、『身体の事々(一九九九) 』の詩集を刊行し二〇〇〇年、詩選集『氷の番人』で、キューバの「カサ・デ・ラス・アメリカス賞」を受賞し国際的に高い評価を受けた。その後も『われらのうちに住み給へり (二〇〇二) 』、『羽根のはえた石(二〇〇五)』、『霧の向こうの旗(二〇〇六) 』の三詩集を刊行した。また、詩人としての活動に留まらず、バルガス・リョサの小説「都会と犬ども」の映画の脚本や、芝居の翻案など様々な戯曲も執筆した。亡くなる前の数年間は子ども向けの絵本の執筆に力を注ぎ、八冊の絵本(没後三冊を含めると計十一冊)を出版した。二〇〇七年四月二十五日逝去。

 

 

 

| 00:17 | スペイン語の本 Libros españoles | comments(0) | trackbacks(0) |
【えほんのがっこう読み聞かせ会】のお知らせ

よみきかせ

 

【スペイン、ペルー、メキシコの絵本の読み聞かせ会】

 

7月16日(土) 15:00から、[えほんのがっこう]さんで、スペイン、メキシコ、ペルーの絵本を読み聞かせをしていただくことになりました。

 

「えほんのがっこう」さんは絵本専門のリサイクルショップなのですが、センスのよい絵本がたくさん置いてあります。

英語やスペイン語、ロシア語の洋書などもちらほら。思わぬ掘り出しものが見つかる素敵なお店です。

 

絵本1

店内は落ち着いた雰囲気でとても癒されます。

 

 

絵本3

洋書がちらほらと。タイ語の『ぐりとぐら』がありました!!

 

最近、私が購入したのは『ふたりは きょうも』の英語版。

日本語訳の絵本と比べてみたところ、すごく素敵な日本語の訳だと改めて分かり勉強になりました。

 

 

『K・スギャーマ博士の動物図鑑』

架空の動物たちにほれぼれします。想像のチカラの賜物です。

 

 

 

「えほんのがっこう」には、ほかにもいろんなイベントが企画されているようです。

お時間のある方は、ぜひぜひ♪

 

「えほんのがっこう」絵本専門のリサイクルショップ
東京都練馬区関町北4-2-15五十鈴ビル2階
西武新宿線「武蔵関」駅北口徒歩2分
TEL03-5903-8556
E-mail:ehonnogakkou@gmail.com
11:00〜18:00(定休:水、第2・第4土曜)
http://ehonnogakkou.sakura.ne.jp/hp/

 

 

 

 

| 22:45 | 日々のあれこれ | comments(0) | trackbacks(0) |
すうじの1のものがたり 〜チリ作家の絵本〜

すうじの1のものがたり
          
タイトル:すうじの1のものがたり Historia del uno
出版社. :プラネタ社(Planeta
出版念:2005
作者(文): マリア・デ・ラ・ルス・ウリベ(Maria de la Luz Uribe
絵: フェルナンド・クラーン(Fernando Krahn
対象年齢:3 ~9歳

 
■  あらすじ
≪ すうじの1は、ひとりぼっちで くらしていました。ベッドでとびはねても、ちっとも たのしくありません。ともだちと あそんだら、きっと まいにちが たのしくなるでしょう。そんなわけで、すうじの1は そとへでかけていきました。たいようと あおいそらのもと、きらきら のはらが かがやいています。「なんて たのしいんだ!ともだちさがしも、うまくいきそうだ」 ≫
 
こうして数字の1の冒険が始まります。独りぼっちから抜け出し、友だちさがしの旅にでます。数字の0から9まで、同じ数のグループの動物または人物になった個性豊かなキャラクターの数字たちに出会っていきます。
白鳥のように2羽で寄り添うエレガントな数字の2、いつも3番目なのに憤慨している3にんぐみのすうじの3、ぴしっと敬礼の姿勢をくずさない4にんぐみの兵隊の数字の4、おじぎの姿勢で慎ましやかな7にんぐみの修道女の数字の7、上から視線で気取りやの9にんぐみの数字の9…。


数字の1が旅を通じて学んでいくのは、数だけではありません。個性豊かなキャラクターたちと出会いながら、様々な感情や価値観に出会い、人との関わり方を学び、最後に素敵なパートナーと出会います。旅の設定もさまざまで、山、谷、森、砂漠、そして海へと移り変わります。

ひとりでは無力でも、1が0とパートナーになったら ヒーローの数字の10になるように、自分と違う他を受け入れると、同じ数字だけでは生まれない思わぬチカラを発揮できる可能性があるのだと気づかせてくれる結末がとても素敵な絵本。数字を学びはじめの小さな子どもはもちろん、大人たちの笑いも誘うことでしょう。

 
■ 作者について
マリア・デ・ラ・ルス・ウリベ(Maria de la Luz Uribe)
1936年、チリのサンティアゴ生まれ。詩人。子ども向けに多くの作品を手掛け、夫のフェルナンド・クラーンとの共作は20作品を超える。1995年にスペインのシッチェスにて逝去。

フェルナンド・クラーン (Fernando Krahn)
1935−2010年。チリの風刺漫画および造形芸術家。ザ・ニューヨーカーなどの新聞で作品が掲載されていたが、1973年の軍事クーデターの後、スペインのバルセロナに移り住んだ。手掛けた子ども向け書籍の作品数は40作品を超える。2010年に逝去。
邦訳作品:1980年『サンタクロースのながいたび』[講談社]

■ おはなしのいちぶ

 

すうじの1は、

ひとりぼっちで くらしていました。

ベッドで とびはねても、ひとり

ちっとも たのしくありません。


 

ともだちと いっしょに

あそんだら、きっと

まいにちが とっても

たのしくなるでしょう。


・・・・
 

1と0が 

こんなふうに いっしょにいると、

やまの てっぺんにいる

ヒーローみたいに みえたのでしょう。

・・・・・・・

 

 


 

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